「VMware vSphere 5.5」が2020年9月サポート完全終了 どう対応するべきか

 2020.03.26  2024.02.21

2020年9月、VMware社が販売するvSphere 5.5が完全なサポート終了を迎えます。
日本でも広く普及したエポックメーキングなバージョン。
今でもたくさんのユーザが利用しています。
サポート完全終了となると、セキュリティパッチも提供されませんので、もう”塩漬け”で逃れることはできません。

今回最大の問題は、ユーザはこれまでのような簡単なバージョンのアップグレードではすまないということです。vSphere 5.5はとても軽くできおり、そのままバージョンアップすると、重くなったソフトを満足に動かすことができず、場合によりハードウエアの見直しをおこなわなければならない状況になります。

ユーザは何を検討し、どのように対応すべきでしょうか。

「VMware vSphere 5.5」が2020年9月サポート完全終了 どう対応するべきか

あと1年を切った!EOLまでの猶予

2020年9月の最終期限に向け、ユーザは、これからvSphereにかかわる方向性と、それを入れる為のサーバ・プログラムの検討を早急に行うことが必要です。

しかし、考えなければいけないのはそれだけではありません。巷で言われる2025年の崖(いわゆるDX)を見越して検討・推進せねばなりません。

今後IT環境の大きな変更があることは間違いなく、ネットワークもクラウドに大きくシフトしていくことが予想されますが、その移行にはかなり時間がかかります。

どのように移行を考えていくべきでしょうか。

Array vxAG セキュアアクセスゲートウェイ仮想アプライアンス
Array vAPV

クラウドシフト?ハイブリッド?そのまま?

クラウドの柔軟性、拡張性を考えると、デジタルトランスフォーメーションの土台として最適なように思われますが、一挙に舵を切れる企業はどれぐらいいるでしょうか。

既にサーバやストレージ、NWなど全てを仮想化している場合は一挙にクラウドシフトできますが、そうでない場合は、無理してクラウド化するか、オンプレで同様の環境を作るか、もしくは、その後のマイグレーション計画を綿密に立て、クラウドとオンプレミスネットワークのハイブリッド構成を検討する、といった方向性が考えられます。

無理をしてでも、完全クラウドシフトする場合は、全ての製品を仮想ベースの置き換え、SAMLなどユーザ認証を考慮し、ゼロトラストとしてセキュリティを検討し、ネットワークの足回りを再整備すれば、条件が整います。しかし、実際には、企業には様々なシステムがあります。独自で開発利用されているシステムやそのためのデータベースサーバなど、一足飛びにはクラウド移行は難しいのが現実です。

とはいえ、今後を考えるとクラウドシフトを行った方が良いのは間違いなく、数年かけて完全クラウド化に向けて今はハイブリッドな環境を構築することを選択していくのがベストと言えるのではないでしょうか。ハイブリッドな環境の構築には、クラウドとオンプレミスを考慮したネットワーク環境の再整備が重要となってきます。

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クラウドシフトプラットフォームとしてAVX

AVXはネットワークを仮想化するネットワーク・ハイパーコンバージド・インフラ製品です。オンプレミスのハードウェア・アプライアンス機器と同様のパフォーマンスを、仮想環境で実現します。このため、性能面を損なうことなく、使い慣れた従来アプライアンスの使用感をそのままに、仮想化による柔軟性、アジリティ、管理性、コストなどのメリットを享受することができます。

従来のネットワーク環境をそのままの使用感で、様々な他社3rdパーティ製品を含めてAVX上に仮想化集約することができ、構成の変更やその他に柔軟に対応することができます。

クラウドシフトする場合、一挙にオンプレミス製品を排除し、クラウド上の仮想環境に置き換えるということは現実的には難しいため、段階的に移行を進めていくことになります。

まず、オンプレミス機器を仮想化して、徐々にマイグレーションシフトを行っていく。スムーズなマイグレーションを後押しするプラットフォームとしてAVXは最適なのです。

AVXでは、DPDKやSR-IOVパススルー、CPUピニングそしてSSLアクセラレータなど物理的にコミットして利用することができます。そのため、仮想製品ですがオンプレミス機器の使用感と同じように利用することができます。

またネットワーク機器の集約・コンソリデーションを可能としますので、ラックコスト・保守などのいわゆるOPEXの軽減が見込めます。

熱、消費電力、排出CO2削減に寄与しますので地球環境にも優しい製品です。

サポート完全終了に対してどのようにクラウドシフトを進めていくべきか。

よりスムーズにプロジェクトを遂行するために、ぜひNVCが取り扱うArray社AVX製品をご検討ください。

参考資料

Array AVX シリーズ

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