Office 365が遅い?繋がらないを解消する救世主 SD-WAN

 2019.01.15  2024.06.21

Microsoft社が提供するOffice 365は今や企業にとってなくてはならないコミュニケーションツールになりつつあります。日本企業での普及率は年々右肩上がりとなり、自社で利用している、という方もかなり多いのではないでしょうか。

しかし、Office 365を筆頭としたパブリッククラウドサービスの急激な普及によって利便性が増す一方で、企業のIT基盤はWANを含めた見直しを余儀なくされています。

Office 365がもたらした企業の変革と、それに伴うIT基盤の改革。Office 365を快適に利用するために企業が検討するべき対策は何なのかを解説していきます。

Office 365がもたらすIT基盤への影響

Office 365が優れたビジネスツールであり、企業にもたらす効果は計り知れない、ということは疑いようの無い事実です。既にリサーチ済み、、導入済みあるいは導入検討中という方々がほとんどなのではないでしょうか。
しかしOffice 365がもたらすのは何もベネフィットだけではありません。。導入することによって生まれるリスクがある事を把握する必要があります。
複数あるデメリットの中で、最も大きな問題となっているのはIT基盤、WAN回線に対する通信圧迫です。
IT基盤においてはルーターをはじめ、セキュリティ対策製品などを含む機器はOffice 365がインターネットに抜ける通信を通過させる事になります。Office 365導入を見越してオーバースペックな機器を用意している企業は稀でしょう。通信量が急激に増加するので、これらの機器のスペック不足や遅延などが懸念されます。

さらにWAN回線についても同じことが言えます。Office 365の通信が増加することにより、今までより多くの回線帯域が必要となる事は容易に想像できます。帯域が足りなくなるとどうなるのか。Office 365は本来の能力を最大限発揮することができなくなり、ユーザである社員からは「遅い」「繋がらない」「前の方がよかった」など、たくさんの問い合わせや苦情が情報システム担当にもたらされます。ただでさえ人手不足が叫ばれる中、この事態は絶対に避けなければいけません。しかし、こちらも導入を見越して余裕をもった回線帯域を契約している企業などはほとんど存在しないでしょう。

現にOffice 365を導入した企業の半数以上でWAN回線の増速や切替え、IT基盤機器のスペックアップなどを同時あるいは導入後に実施したというデータもあります。

快適にOffice 365を利用できる環境を整えるには、どうすればよいのでしょうか。

Versa FlexVNF
Versa Director

回線の増速は高額、Office 365を効率よく導入するには

Office 365の導入に伴いIT基盤やWAN回線の増速、追加が必要となる中、どのような方針で導入を行うのが良いのでしょうか。回線の増速は非常に高額で、IT基盤の入れ替えにもそれなりのコストがかかってしまいます。
その中で解決策として注目を浴びている技術がSD-WANです。

SD-WANにはいくつかの導入効果がありますが、中でも注目を浴びているのはアプリケーションごとの回線制御です。
この機能がOffice 365の導入には欠かせないと言っても良い、Office 365の救世主です。。一般的にローカルブレイクアウトと呼ばれています。
ローカルブレイクアウトの解決策はシンプルです。今まで利用していたネットワークをOffice 365の通信が通る事により、既存基盤の見直しが必要になるのであれば、Office 365は通さなければいいという考え方です。

まず、既存の回線とは別の安価なインターネット回線をOffice 365用に用意します。SD-WANの技術を利用することにより、Office 365の通信は新インターネット回線へ、それ以外は既存の回線へ振り分けます。これによって、既存基盤に大きな変更を加えずOffice 365を快適に利用することができるようになります。

しかし、ここで気になるのはセキュリティです。
SD-WAN装置を導入して安く快適なOffice365利用を実現したとしても、これらのネットワークにセキュリティ対策が不必要かと聞かれると、当然答えはNOです。インターネットに直接抜けていくであろうこれらの通信経路は攻撃者から見ると格好の的であり、ここにセキュリティ対策を実施しないという選択肢はないと言っても過言ではありません。快適であっても情報漏洩は絶対に避けるべき事象であることは火を見るより明らかです。
かと言って高価なセキュリティ製品を導入していたのでは本末転倒です。
安く快適なSD-WAN装置と必要なセキュリティを両立するにはどうしたらよいのか。
次の章で解説していきます。

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Office 365を快適に使うための救世主 Versa Networks

ネットワークバリューコンポネンツで取り扱うVersa NetworksのSD-WAN製品には必要なセキュリティ機能を任意で持たせる事が可能となっており、Office 365の回線振り分けとそれらに対する必要なセキュリティを1つのソリューションで提供できる、他に類をみないセキュアなSD-WANソリューションとなっております。前章で説明したローカルブレイクアウト以外にも、既存のセキュリティ製品を経由させたい通信の振り分けや、アプリケーションごとの経路制御等、柔軟に通信の振り分けを行うなどの制御はもちろん、ファイヤーウォール機能、Proxy機能、IPS機能など様々なセキュリティ機能を任意で付帯させることができます。前章で説明した回線の増強も高額なセキュリティ機器の導入も必要なく、Versa NetworksのSD-WAN製品ただ一つでOffice365を快適に利用する環境が整える事が可能です。
Office365を利用するうえで必要なセキュリティや環境を安価で整えることが可能。まさにAll-in-one SD-WANソリューションとなっています。

Office 365の導入検討、あるいは導入後の問題解決に、Versa Networks社のSD-WANソリューションをぜひご検討ください。

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