2021年8月4日
報道関係者各位
株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
NVC、ExtraHop社と国内販売代理店契約を締結
~多様なプロトコル・高速ネットワーク環境に対応するNDRソリューション販売開始~
記
株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(本社:東京都大田区、代表取締役:大坪武憲、 以下略称:NVC)は、米国のExtraHop Networks, Inc.(読み方:エクストラホップ・ネットワークス、以下ExtraHop 社)と、同社が開発及び提供しているNDR (Network Detection and Response) 製品の国内販売代理店契約を締結し、販売を開始しますのでお知らせします。
1.国内販売代理店契約締結の背景
近年のデジタルトランスフォーメーション(DX)により、企業の内側と外側のシステム連携が促進され、ファイアーウォールに代表される境界型ソリューションの対応は限界を迎えています。
更に、サイバーセキュリティ攻撃者の手法は高度化しています。例えばログ監視による攻撃の検知を回避するためにアクセスログを削除・改変されることも稀ではありません。企業のIT環境の約70%がブラインド・スポットとなっているとも言われており、単純に社内のサーバー・端末などに対する攻撃検知ツールを設定するだけでは、攻撃を把握することすら難しくなっています。
これに対し、NDR(Network Detection & Response)というソリューションが注目されています。NDRは、ネットワークトラフィックを集めて、どのサーバー・端末がいつ・何と通信しているのかの情報を機械学習による調査で把握し、サーバーや端末に設定するツールだけでは可視化できない、ネットワークに対する脅威の可視化を行うことができます。
ExtraHop社は、NDRの提供プロバイダーとして、業界標準をはるかに超える70以上のプロトコルや高速ネットワーク環境にも対応し、競合他社を圧倒する5,000種類以上メトリック情報を利用することで、精度の高い検知・脅威解析を実現し、リアルタイムに脅威を把握することができます。
NVC では、エンドポイントへのセキュリティ攻撃対策ソリューションであるEDR(Endpoint Detection & Response)を取り扱って参りましたが、EDRと相互に補完し、攻撃の検知精度を高めることのできるExtraHop社のNDRソリューションが必要であると判断し、販売代理店契約の締結に至りました。
2.ExtraHop社ソリューション概要
ExtraHop社はNDRプラットフォームとして、オンプレミスもクラウドにも対応し、機械学習を活用した脅威の可視化・リアルタイム検知・レスポンス対応の高速化を実現するReveal(x)(読み方:リヴィル・エックス)を提供しています。Reveal(x)は、スイッチのミラーリングポートからパケット情報を取得し脅威を検知・可視化するExtraHop Discover Appliance (EDA)、脅威ハンティングなど詳細調査を行うExtraHop Explore Appliance (EXA)と、情報を収集し機械学習を実施するSaaS環境から構成されます。このような最新の脅威に備える構成により、クラウド利用の推進、IoTデバイスの増加などIT環境が複雑化し、サイバーセキュリティ攻撃が高度化するなかでも、一般的な検知ツールでは把握しにくい攻撃者のステルス活動を見える化します。ExtraHop社が選ばれているポイントは、下記の通りです。
- 運用の容易さ:運用において設定やチューニング作業等が必要なく、機械学習が自動的に企業の環境を日々学習するため低運用負荷を実現
- 導入の容易さ:インライン導入やエージェント導入を必要としないため、本番環境へ影響を最小限に抑えた導入が可能
- サイバーハイジーン:ネットワークのヘルスチェックをリアルタイムでモニタリング。攻撃者に利用される可能性のあるリスクポイントの低減を実現
- トラブルシューティング:セキュリティ用途だけでなく、ネットワーク遅延や、アプリケーションの性能劣化など、ネットワーク運用者にとって重要な情報を提供
3.販売開始時期および販売先
- 販売開始時期 : 2021年8月
- 販売先 : 大規模企業、サービスプロバイダー、セキュリティ関連企業、金融機関など
4.エンドースメント
ExtraHopは、堅牢なサイバーセキュリティ体制の一環としてNDRのニーズがあるアジア太平洋地域での事業を大幅に拡大させています。企業はネットワークを完全に可視化し、ランサムウェアやサプライチェーン攻撃など、現代の高度な脅威に対応できなければなりません。NVCには、ExtraHopの日本事業の加速を促すことができるリーチ、提携関係、専門能力があると考えています。ExtraHopでは、のアジア・日本地域担当チャネルディレクターとして新たにアイルウィン・ラム(Aylwin Lam)を迎えたこともあり、今回の提携によって日本での勢いが加速するものと確信しています。
Mark Fitzmauric
Vice President of Global Channels
ExtraHop Networks, Inc.
5.その他
【ExtraHop社について】
ExtraHopは、サイバー攻撃者が有利な立場にある昨今、弱体化や裏をかいた攻撃、侵害を阻止するセキュリティで、組織がサイバー攻撃者より優位に立つサポートを提供することをミッションに掲げています。ExtraHopの動的なサイバー攻撃防御プラットフォーム「ExtraHop Reveal(x) 360」は、侵害被害を受ける前に、高度な脅威の検知とレスポンスで組織のサポートを行います。1日あたりペタバイト規模のトラフィックにクラウド型AIを適用し、インフラストラクチャ、ワークロード、実行中のデータの全体にラインレートの復号化と振る舞い分析を実行します。ExtraHopがネットワーク環境を完全に可視化するため、組織は不正な振る舞いの検知、高度な脅威のハンティング、あらゆるインシデントのフォレンジック調査を確実に行うことができます。ExtraHopは、IDC、Gartner、Forbes、SC Mediaなど数多くの企業から、NDR市場のリーダーと認識されています。
本社所在地 | アメリカ合衆国ワシントン州シアトル |
設立 | 2007年 |
CEO | ARIF KAREEM |
事業内容 | NDR製品の提供とそれらに付随するプロフェッショナルサービス、サポートの提供 |
URL | https://www.extrahop.com/ |
アワード |
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【株式会社ネットワークバリューコンポネンツについて】
ネットワークバリューコンポネンツは、ネットワーク草創期から常に最先端製品を開拓してきたネットワークおよびセキュリティのインテグレータです。ネットワーク製品及びセキュリティ製品の提供から、開発、コンサルテーション、構築・保守、マネージドサービス・クラウドサービスの提供まで、最先端技術と、豊富な知識・ノウハウを駆使して、あらゆるフェーズをトータルにサポートします。
本社所在地 | 東京都大田区南蒲田2-16-2 |
設立 | 1990年4月 |
資本金 | 381,493,550 円 |
代表者 | 代表取締役社長 大坪 武憲 |
従業員数 | 101名 (2021年4月末現在) |
事業内容 | コンピュータネットワーク関連製品の企画、開発、輸入、販売、 ネットワークデザイン、構築、コンサルテーション、監視・管理、 運用サービス |
主要仕入先 | Aruba, a Hewlett Packard Enterprise Company 、Array Networks、FireEye、Forcepoint、Fortinet、Imperva、NIKSUN、Nozomi Networks、Nutanix、RedSeal、Swimlane、ThreatSTOP、Versa Networks、VMware ほか |
URL | https://www.nvc.co.jp/ |
以上