2020年6月25日
報道関係者各位
株式会社ネットワークバリューコンポネンツ
NVC、Swimlane社と日本国内初の販売代理店契約を締結
~エンジニア、アナリスト、管理者、経営層、全てに向けたSOARソリューション販売開始~
記
株式会社ネットワークバリューコンポネンツ(本社:東京都大田区、代表取締役:大坪武憲、以下略称:NVC)は、米国のSwimlane, Inc.(以下Swimlane 社)と、同社が開発及び提供しているSOAR (Security Orchestration, Automation and Response)製品の国内販売代理店契約を締結し、販売を開始しますのでお知らせします。
1. 国内販売代理店契約締結の背景
企業システムに対するセキュリティ攻撃は、従業員が所有する情報資産だけでなく、デジタルトランスフォーメーション(以下DX)の進展に伴い、サプライチェーン、IoT機器へも広がり、攻撃手法、攻撃数共に増加の一途をたどっています。対応するSOC(Security Operation Center)やCSIRT(Computer Security Incident Response Team)は限られた人的資源と知見によって、激増するセキュリティインシデントを検知・分析・評価・対応方針決定・対策実施に奔走しています。
SOCやCSIRT向けに、これまでも各種支援ツールがリリースされてきました。しかしながら、分析や評価作業においては複数製品に跨る煩雑な操作が必要であったり、依然として多くの作業が手作業であったりすることが、セキュリティチームの生産性にとって大きな障壁となっています。
Swimlaneは、多くのセキュリティ製品ログを統合分析、外部脅威情報を含めた照合解析、解析結果に応じた対応処理、通知、チケット管理、など一連のインシデント対応業務のオーケストレーションと自動化を実現します。またAPI中心アーキテクチャにより組織やシステムに合わせた柔軟なカスタマイズが可能で、インシデント対応全体の生産性やROIを可視化できるため、セキュリティチームとシステムに関わる改善効果と運用課題を即座に把握することができます。
NVC では、これまでのセキュリティ対策ツールに加え、SOC/CSIRTに関わる全ての人々の生産性を最大限に高めながら、DX時代のセキュリティ強化を実現するSwimlane社のソリューションが必要であると判断し、販売代理店契約の締結に至りました。
2.Swimlane社ソリューション概要
Swimlane社はSOARツールとして、自動化されたワークフロー、オーケストレーション、チケット管理、ダッシュボードとメトリクス機能を提供します。ダッシュボードやレポートは、セキュリティエンジニア、アナリスト、管理者、経営者、それぞれの役割に応じて柔軟にカスタマイズが可能です。多くのセキュリティ製品、ネットワーク製品、脅威インテリジェンスと連携実績があり、プレイブックやワークフローに容易に組み込むことができます。また、ユーザー数に基づくシンプルなライセンス体系であるため、ログデータ量や連携セキュリティ製品数の変動に関わらず、スケーラブルなシステム展開が可能です。
Security Orchestration:- 異なる製品間のセキュリティ脅威管理を統合連携した単一のプラットフォームを提供
- 関連するすべてのアラームおよびイベントデータを収集して統合
- サードパーティのシステムに対しても事前定義したルールに従って処置を開始
- インシデント対応プロセスを自動化
- プレイブックとワークフローを標準化
- プロアクティブなセキュリティプログラムを実行
Powerful Case Management:
- コンテキスト化されたインシデントデータに単一のインターフェースでアクセス
- より効果的に利用するための統合されたケース管理
- 簡単に設定できる連携機能と高いカスタマイズ性により、幅広いユースケースに対応
SOC Dashboards and Reporting:
- 運用に関する洞察のための包括的なKPIを提示
- SOCの有効性を詳細に把握
- 生産性に影響を与える要素を特定可能
3.販売開始時期および販売先
販売開始時期 : 2020年6月
販売先 : 大規模企業、サービスプロバイダー、セキュリティ関連企業、金融機関など
4. エンドースメント
"SwimlaneはNVCと提携し、アナリスト・ファーストのSOARソリューションを日本市場に提供できることを光栄に思います。"
世界中の悪質な行為者は、日本企業にとって日常的な脅威となっています。SOARソリューションは、企業の既存のスタッフ、プロセス、テクノロジーをオーケストレーションし自動化することで、SOCチームが日々の脅威やアラートへ対応することを支援し、さらには先手を打つことをも可能にします。この重要な市場にSOARソリューションを提供するためにNVCと協力できることを嬉しく思います。
Cody Cornell
Co-Founder and Chief Executive Officer
Swimlane, Inc.
5. その他
【Swimlane社について】
SwimlaneはSOARのリーダーです。Swimlaneは、時間のかかる手動のプロセスと運用ワークフローを自動化し、強力な統合分析、リアルタイムダッシュボード、およびセキュリティインフラストラクチャ全体からのレポートを提供することにより、過大な負荷と人員不足のセキュリティ運用のインシデントレスポンス機能を最大化します。
Swimlaneは、多すぎるアラートへの対応、対象ベンダーの急増、慢性的な人材不足に苦しんでいる組織にスケーラブルで革新的で柔軟なセキュリティソリューションを提供するために設立されました。Swimlaneは 、利用可能なリソースを最大限に活用してインシデント対応を加速するためにセキュリティプロセスを自動化および体系化するSOARの最前線におり、その市場は急拡大しています。Swimlaneは、アラートの優先順位付けからセキュリティ脅威に対する処置、運用全体のパフォーマンスの改善まで、組織が単純なセキュリティ活動と複雑なセキュリティ活動の両方に対処するのを支援することを目的とした幅広い機能を提供します。
本社所在地 | アメリカ合衆国コロラド州デンバー |
設立 | 2014年8月 |
CEO | Cody Cornell |
事業内容 | SOAR製品の提供とそれらに付随するプロフェッショナルサービス、サポートの提供 |
URL | https://swimlane.com/ |
実績・アワードなど | 2019年3月 Cyber Defense Magazine InfoSec Awardsのmost Innovative SOAR, most Innovative Enterprise Security, Next Gen Incident Responseの3部門を受賞 2020年4月 Security Automation in 2020 ISPG Global Excellence Awards金賞受賞 |
【株式会社ネットワークバリューコンポネンツについて】
ネットワークバリューコンポネンツは、ネットワーク草創期から常に最先端製品を開拓してきたネットワークおよびセキュリティのインテグレータです。ネットワーク製品及びセキュリティ製品の提供から、開発、コンサルテーション、構築・保守、マネージドサービス・クラウドサービスの提供まで、最先端技術と、豊富な知識・ノウハウを駆使して、あらゆるフェーズをトータルにサポートします。
本社所在地 | 東京都大田区南蒲田2-16-2 |
設立 | 1990年4月 |
資本金 | 381,493,550 円 |
代表者 | 代表取締役 大坪 武憲 |
従業員数 | コンピュータネットワーク関連製品の企画、開発、輸入、販売、ネットワークデザイン、 構築、コンサルテーション、監視・管理、運用サービス |
主要仕入先 | Aruba, a Hewlett Packard Enterprise Company 、Array Networks、Carbon Black、 Cisco Systems 、FireEye、Fortinet、Imperva、NIKSUN、Nozomi Networks、Forcepoint、Nutanix、RedSeal、 ThreatSTOP、Versa Networks ほか |
URL | https://www.nvc.co.jp/ |
以上